ある日の帰り道　別の道を選んだ
すると見つけた一輪の花
道のふちっこにちょこんと独り咲いていた
綺麗なものだとそのときは思った

次の日の帰り道　なんとなくまたあの道を
すると今日もいる一輪の花
道のふちっこにぐぐっと強く咲いていた
やがて僕は毎日ここへ来るように

不思議なことにそれからちょっとだけ
世界が変わって見えたんだ

その花に恋をした　手も繋げないけど
僕に光を与えてくれた
その花に恋をした　答えも返らないけど
眺めてるだけで僕はいいんだ


ある日の帰り道　僕は見つけて驚いたんだ　
いつも元気な君が　弱ってるのを
そういえば雨が最近降ってなかったかな
僕は如雨露を取りに家に帰った

次の日の帰り道　僕はやっと安心したんだ
いつも通りに　君は咲いていた
一方的な思い　それだけではだめでさ
相手のことも考えないとね

不思議なことにそれが僕にとって
当たり前になっていたんだ

この花に恋をした　手も繋げないけど
僕に光を与えてくれた　
この花に恋をした　答えも返らないけど
眺めてるだけで僕はいいんだ


いつからだろう　君は小さくなって
色々試したけれど　戻らない
この先を知って僕は泣いたよ
心を決める時間を僕にください


その花に恋をした　もうすぐさよならだね
けれど僕はね　君の事忘れないよ
その花に恋をした　僕はもう大丈夫さ
君に幸せはもう　たくさんもらったんだ

　
あの花に恋をした　手も繋げないけど
僕に光を与えてくれた
あの花に恋をした　答えも返らないけど
覚えてるだけで僕はいいんだ
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